悩める中間管理職のぼやき

タメになるような話は一切なく、ただただ思ったことを垂れ流すだけのブログ

グラフィックレコーディングとは?

最近耳にするグラフィックレコーディング。パワポのプレゼンテーションとは違い、コンセプトやその繋がりを視覚的に分かりやすくしてくれるようです。取り入れてみたいと思い、調べてみました。

グラフィックレコーディングとは、会議やセミナーなどの場で、話されている内容をリアルタイムでイラストや図で記録する手法のことを指します。これにより、口頭での情報を視覚的に表現し、参加者がその内容を直感的に理解できるよう手助けします。この技法は、通常のメモ取りとは異なり、絵や図を使って情報の流れや関連性を強調するため、視覚に訴える力が強いのが特長です。

image3

画像参照先

このような技法は、特に情報が複雑な場合や、多くのアイデアが入り交じる場面で効果を発揮します。例えば、プロジェクトのブレインストーミングや重要な決定を下す際に、視覚的に情報を整理することで、全体像が把握しやすくなります。

グラフィックレコーディングのメリット

まず、グラフィックレコーディングの最大のメリットは、議論を整理できることです。視覚的な表現は、参加者が重要なポイントを直感的に理解できるため、意見を出しやすい環境を作り出します。情報が視覚化されることで、記憶にも残りやすくなり、後から振り返る際にも非常に便利です。

image0

画像参照先

また、絵や図を使うことで、参加者同士のコミュニケーションが活性化します。例えば、あるアイデアに対して皆で意見を出し合う際、グラフィックレコーダーがその場の雰囲気を感じ取りながらリアルタイムで記録することで、参加者の関与度が増します。こうして視覚的に情報が共有されると、自分の意見がどのように位置づけられているのかを理解しやすくなります。

グラフィックレコーディングのデメリット

一方で、グラフィックレコーディングにはデメリットも存在します。例えば、議論の進行が遅くなる恐れがあります。レコーダーが絵を描くのにこだわりすぎたり、時間をかけすぎたりすると、議論の流れが途切れてしまうことがあるのです。これにより、重要な議論に集中できなくなる可能性があるため、バランスが重要です。

image1

画像参照先

さらに、グラフィックレコーディングは視覚表現に依存するため、参加者全員がその表現を理解できるわけではありません。特に、絵や図の解釈が異なる場合、情報の伝達がうまくいかないこともあり得ます。このため、あらかじめ参加者にこの手法について理解を深めてもらうことが必要です。

実際の活用シーン

グラフィックレコーディングは、医療やビジネス、教育など様々な分野で活用されています。例えば、医療の現場では、患者とのコミュニケーションを円滑にするために使われたり、医療従事者同士のカンファレンスで重要な情報を把握しやすくするために役立っています。

image2

画像参照先

また、ビジネスの場でも、プロジェクトの進行状況や議論の要点を明確にするために用いられることがあります。これにより、チーム全員が同じ方向に向かって進むことができ、意思決定がスムーズに行えるようになります。さらに、教育の現場では、生徒たちが学んでいる内容を視覚的に記録することで、理解を深めることにも寄与しています。

image4

画像参照先

まとめ

グラフィックレコーディングは、視覚的なコミュニケーションを通じて情報を整理・共有するための強力なツールです。その利点を活かしながら、適切に運用することで、より良い議論やコミュニケーションが生まれるでしょう。今後も様々な場面での活用が期待されるこの手法を、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

本屋で、この本が絵も多く、事例もあり分かりやすかったです。


 

良ければ、クリックをお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ