私が子供の頃、昭和のお正月と言えば、お店もほぼ閉まっており
家でお節を食べる、親戚が集まってご飯を食べる、初もうでに行く、
新春の特番を見たり、稲の刈り終わった田んぼで凧揚げ、書初め等々で
過ぎ去っていた気がします。
しかし、令和は飲食店はほぼ空いており、ショッピングモールも福袋の販売
映画や動画配信とほぼほぼ普段と変わらない日々を過ごすことができます。
そう考えると、1月1日というのは単に新しい年の始まり、という意味しか持たず
ともすれば、ゴールデンウィークや夏休みといった1つのイベントと同じように
感じてしまいます。
先日子供に「お正月になると、道路によくみかんが落ちていた」と話したのですが
全然理解してもらえませんでした。
昔は、車にもしめ縄をつけており、そこについていたみかんが1月3日ぐらいになると
取れてしまい、よく道に転がっていたのですが、最近は車にしめ縄をつける人など
ほとんどいないのではないかと思います。
歳を取ってしまったからなのか、あるいは世間のお正月に対する考えが変わったのか
昔のような1月1日のわくわく感は、もう味わうことができないのかもしれません。